自己破産の流れは破産の申立て→破産宣告→免責許可になります。

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自己破産

クレジットカードや住宅ローン、自動車ローン、消費者金融からの借り入れなど、私達は多くの場合、何らかの借金を抱えながら生活しています。
これらの借金は、全額返済するのが債務者として当然なわけですが、実際には債務を履行できない人達も多くいます。

 

そしてそうした人達の多くは、借金を整理するという方法を使っています。
この借金を整理する方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つがありますが、ここでは特に自己破産について紹介していきたいと思います。

 

 

自己破産とは何か

解説する男性

メディアでもしばしば取り上げられる自己破産ですが、その内容をご存知の方はあまり多くありません。

 

そこでまずは自己破産とは何かというところから始めたいと思います。
自己破産とは、裁判所に破産申立書を提出して免責許可を受けることで、養育費や税金などの非免責債権を除く全ての借金をゼロにしてもらう手続きのことを言います。

 

自己破産が成立するためには、まず第一に「支払い不能」と認められなければなりません。
支払い不能とは破産法第2条に規定されている債務者の状態のことで、同法では支払い不能の状態を以下のように規定しています。

 

「債務者が支払能力を欠くために、その債務のうち弁済期にあるものにつき、一般的かつ継続的に弁済することができない状態」

 

具体的に言うと、例えば借金が100万円あっても年収が1000万円ある人の場合には支払い不能とはなりません。
しかし、これが借金が100万円で年収が10万円の人であれば、客観的に見て返済することは不可能なので、支払い不能の状態であると認められます。

 

さらに、自己破産が成立するためにはこの「支払い不能」状態の他に、「破産宣告」「免責許可」が必要になります。
以下でこの2つについて説明していきます。

 

 

破産宣告

自己破産が成立するためには、まず裁判所からの破産宣告を受ける必要があります。
破産宣告とは、主に破産手続きを開始するという裁判所の決定のことを指します。

 

本来は、破産手続きを始める裁判のことを破産宣告と言っていましたが、現在では専ら上の意味で使われています。
裁判所に破産申立書が提出されると裁判官が申立人から聞き取りを行い、そこで上記の支払い不能状態と判断されれば、破産宣告が行われます。
そして、破産宣告が出されると申立人は破産者となり、そこから破産手続きが開始されます。

 

 

免責許可

破産宣告が行われたら、次に必要になるのが免責許可です。
法律上、残余の債務についてその支払い義務を免除することを「免責」と呼びます。

 

免責許可とは、まさにこの免責を許可する手続きのことで、一度許可が出されれば支払い義務が免除されて借金は無くなります。
破産宣告が行われてから免責許可が出るまでの期間は、短くても数か月はかかります。

 

尚、もしも破産の原因が免責不許可事由に該当していた場合には、裁判所の判断の結果、面積が認められないという可能性もあります。
また免責許可が決まったとしても、税金などの一部の債権については面積の対象とはなりません。